浦安市がお金持ちになれた3つの理由

金曜日から浦安では三社祭が開催されております.私は残念ながら新町(埋立地)育ちの浦安っ子ですが,習い事で元町(もともとあった土地)などに友達が居た事もあり,お祭りとなると浮足立ちます.

        

そんな浦安.昔はすっごーーーく貧乏な役所の給料に困る位の町(むしろ陸の孤島の島)でした.そんな浦安も今は東京ディズニーランドなどを有するお金持ちな町ですが,こんな町になれたのには理由があります.今回は私なりに思っている理由を紹介します.

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1.投資!投資!投資!
本々貧乏で我慢に強いお土地柄.未来の事にバンバン投資します!埋め立てなどで人口を増やして・・・.普通なら本々あった町の住民の方が新しく作る埋め立ての町にばかり投資したら怒りそうなものですが.貧乏に慣れて我慢強い浦安住民は非常に寛容.これが町の発展を促しました.

当然東京ディズニーランドの誘致など投資に成功した面もあります.それでも古くか住む住民が投資に寛容でなければ投資ばかりは出来ません.未来の街への投資!投資!が出来たのは浦安の強さの秘訣です.

2.立地を上手く使える様に転換した
浦安は元々は小さい漁業の島です.しかも陸の孤島の島で50年前は東京駅に出るのに2時間近くもかかったそうです.しかも千葉県の端っこ.対岸は東京都.昔は,端っこなのを良い事にゴミ処理場を誘致されそうになったりヒドイ目にあわされそうになり,それを「漁業の敵」と漁民が追い払ってきた歴史があります.県境の為に嫌な思いをしてきたのです.

そんな浦安ですが,橋を手にいれ,東西線を手に入れて,京葉線を手に入れて・・・.気がつけば東京駅に25分位で出られる便利な町に.東京への通勤が便利なミッドタウンとして大成功を収めております.これは「悪い立地条件」を「良い立地条件」に変換できたからだと思います.

3.上部組織をあてにしない
私は3つめの理由が一番発展した理由だと思っております.

浦安市は,千葉県にごみ処分場を造ろうとされたり,本州製紙工場事件で警察と衝突したり・・・.当時の歴史を見ると千葉県,東京都に良いようにやられそうになってきた事が多く県や国と折り合いが悪い.上部組織の国や県を「助けてくれる」なんて,頼っても頼りにならない事が多かった事もあり,心からあてにしなかった所があります.「助けてもらう」よりも「自分立ちで動く」という精神を浦安に居ると感じます.(祭りの時も警察がやってくれないなら道路規制を住民がやっちゃいます(笑))

国や県に騙されて・・・なんて市町村も残念ながらあるんじゃないかと思います.でも,浦安は違います!そもそも国や県を頼りにしていませんから(笑)自分たちで切り開きます.

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浦安は外から見ると「運が良い町」に見えるけど,実際に住んで居ると「成功すべくして成功した町」に思えます.今は人口が増えて市全体としての団結力は減ったとはいえ,お祭りになると,この盛り上がり!「当事者意識の強さからくる市独特の文化」は,これからも「力強い浦安」を育んでいくんだろうなと祭りを楽しみながら思いました.

浦安の歴史と戦う住民に乾杯!!